NHK: 再生の町
http://www.nhk.or.jp/dodra/saisei/
財政破たんした架空の都市
を舞台にしたそれを
立て直す地方公務員のドラマ。
良いドラマ(特に今回[第4回])。
みんな苦しい。
予算を削る人も。
削られる人も..。
あらゆるところから
恨まれ誰からもほめられない仕事。
それをしなくてはいけない。
(何か相当心に残ったことが
あったけれど忘れた。)
これからは、負担の分配の時代..。
「ただ、でかい声をだせば人を動かせ、なんでも解決すると思っている人」、「権威や暴力や金銭の力で脅したりだましたりする人」、こういう人たちは普通にやればうまくいく可能性の高い拡大の時代には、リーダーにできたかもしれない。けれど、これからは、縮小の時代、ちゃんとやってさえもうまくいかない可能性が高い時代、権威や力でなく、問題の本質をきちんと考えられる人がリーダーになっていく気がする。
伝統や様式や権威は大切。ただし、権威にとらわれすぎると、うまくいかない場合がある。自然科学は、どんなに「えらい人」がいっても「自然現象」と反していれば、それは間違え。「えらい人の説」でも「若い人の説」でも自然現象にあっているかあっていないかだけで正しさは決まる。このようにすっきりしていることは、あまりない気がする(そのせいか物理系の偉い人でもいばる人は少ない気がする)。世の中には、人間の権威や慣習ででは決まらないことがあること、それを伝えるのが理科(自然科学)教育の一つの意義だと思う。また、人間の権威や慣習できまらないことがあることを実験などで実感していることが「理系」の人の良さでも「素直さ」でもあると思う。